税理士が教える!個人事業主がやりがちな経費のミス5選
個人事業を始めてまず悩むのが、「これは経費にしていいのか?」という判断。
一見、仕事に関係しているように見えても、税務署から否認されるケースも多くあります。
今回は、実務の中でよく見かける「経費のミス」を5つピックアップして、解説します。
1. 自宅家賃を全額経費にしてしまう
在宅ワークの場合、家賃の一部を「家事按分(かじあんぶん)」して経費にできますが、全額を経費にするのはNGです。
家の一部を仕事スペースとして使っている場合、その面積や使用時間に応じて「何%を経費にできるか」を合理的に計算する必要があります。
✅ワンポイント:
書斎を仕事にのみ使っているなら、面積比で按分OK。ただし「居間でたまに仕事」では按分しづらいです。
2. 飲食代をすべて接待交際費にしてしまう
外食した領収書を「全部経費」にしていませんか?
プライベートな食事はもちろん経費にはなりません。
お客様との打ち合わせや取引先との会食など、「事業に関連すること」が証明できないと否認されます。
✅ワンポイント:
レシートの裏に「誰と・何の目的で」食事をしたかメモしておくと安心です。
3. 家族への給与を経費にしている
家族に手伝ってもらった分として給与を支払う場合、「専従者給与の届出」が必要です。これを提出せずに家族へ支払った給与を経費にしていると、税務上は否認されます。
✅ワンポイント:
「青色事業専従者給与に関する届出書」を開業時や年初に税務署へ提出しましょう。
4. 領収書のない支出をそのまま経費に
現金で払ってレシートをもらい忘れた…。そういった支出をメモだけで経費にしていませんか?
原則として、領収書や請求書などの証拠書類がないと経費として認められません。
✅ワンポイント:
どうしても証拠がない場合は、「出金伝票」を使って記録し、必要なら備品の写真なども残しておきましょう。
5. 趣味や生活用品の購入を経費にしてしまう
事業に使うものと趣味・生活に使うものが混在していると、経費として否認されるリスクが高まります。
たとえば、「カメラ」「パソコン」「書籍」などは、仕事にも趣味にも使えるため、用途を明確にしないとトラブルの元になります。
✅ワンポイント:
事業用とプライベート用は極力分け、どうしても共用になる場合は「按分(あんぶん)」して合理的に処理しましょう。
まとめ
経費処理は、正しく行えば節税効果がありますが、誤って処理してしまうと税務調査で否認され、追徴課税となるリスクもあります。
不安な方は、ぜひ税理士へご相談ください。当事務所では、初回無料相談も承っております。


